| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| オリックス | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 7 | 0 |
| 西武 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | X | 4 | 7 | 0 |
勝利投手 西武 佐藤隼 (1勝1敗0S)
敗戦投手 オリックス 吉田 (0勝1敗0S)
セーブ 西武 岩城 (0勝1敗16S)
オリックス 森友 5号(1回表ソロ)
紅林 5号(9回表ソロ)
西武 カナリオ 3号(1回裏ソロ)
カナリオ 4号(6回裏2ラン)
Contents
カナリオ2発で首位攻防戦制す
西武がオリックスとの首位攻防戦を制し、2018年以来となる首位で交流戦へ突入した。
試合内容は終盤まで緊迫感の続く展開だったが、その中で試合を決めたのはカナリオの一発だった。1回の同点弾、そして6回の勝ち越し2ラン。
正直、多少守備で怪しくても、今の西武には“試合を一発でひっくり返せる打者”が必要すぎる。去年までの西武打線には、このタイプが本当にいなかった。
オリックス投手陣相手に長打で試合を動かせたことは非常に大きい。このまま交流戦でも打撃を継続できれば、西武打線にとって欠かせない存在になっていく。
滝澤夏央が連日のマルチ安打
滝澤夏央の好調も継続している。
守備での貢献は言わずもがな、毎試合コンスタントに打撃でも結果を残している点が大きい。現在の西武打線では、上位で出塁できる選手の存在感は非常に重要だ。
守備や走塁だけでなく、打撃でも存在感を出し始めているのは大きなプラス材料。このまま交流戦でも継続できれば、打線全体にも好影響を与えそうだ。
甲斐野3者連続三振と中継ぎ陣の踏ん張り
終盤を支えた中継ぎ陣も非常に大きかった。
篠原響は緊張感のある場面でも崩れず、連日の無失点投球。特に森友哉との対決は非常に見応えがあり、ファンとしても痺れる内容だった。
さらに甲斐野は圧巻の3者連続三振。完全に流れを引き寄せる投球で、球場の空気を変えた。
接戦を勝ち切るには、こうした中継ぎ陣の踏ん張りが不可欠。首位攻防戦でこの投球を見せられたのは非常に大きい。
外野争い激化 去年までとは違う空気感
去年までとは違い、今年は外野の競争が非常に激しい。
現状では桑原、長谷川、カナリオが一歩リードという印象だが、固定ではなく結果が求められる状況になっているのが大きい。
西川についても、今日のように守備固めとして使われる場面はあると思うが、昨年の成績で満足していい立場ではない。少ない打席でチャンスをどう生かすかが重要になる。
近年の「横並びのドングリーズ」ではなく、結果を残した選手が生き残る競争状態になっているのは、本当に良い変化だと感じる。
岩城16セーブ目も疲労不安
最後は岩城が16セーブ目を挙げたものの、内容としてはかなり苦しい登板だった。
先頭の紅林にホームランを浴び、その後はボークも絡んで2、3塁の大ピンチ。なんとかしのいだものの、見ている側としてはかなり胃の痛い展開だった。
さらに昨日からの連投で合計51球。西武は毎年のように中継ぎ陣が故障しているだけに、岩城に依存しすぎる運用はかなり不安が残る。
正直、この時期に51球はかなり怖い。「また夏前に壊れるのでは」と不安を感じた西武ファンも多かったと思う。
調子の良い投手を柔軟に起用しながら、シーズン全体で守護神を支えていく形が必要になりそうだ。
西武投手陣の“同じ打者にやられる問題”
西武投手陣は、同じ打者に繰り返し打たれている印象が強い。
日本ハムのレイエス、そしてオリックスでは森友哉。個人的に、彼らが打席に立つたびに、「また打たれるんじゃないか」という気持ちになってしまう。
この日も森友に先制弾を打たれ、6回の打席も「あわやホームラン」という当たりでかなりヒヤヒヤした。
篠原響との対決は非常に見応えがあったが、他投手は打たれすぎている印象が否めない。優勝争いをするうえで、今後もオリックスとは何度も当たるだけに、徹底的に対策してほしいポイントだ。
林 安可の立場はさらに厳しく
交流戦から桑原復帰が確定している中で、林 安可の立場はかなり厳しくなってきた。
ここ最近は打撃でも守備でも決定的な結果を出せておらず、現在の外野争いでは後退している印象が強い。
競争が激しくなった今の西武では、結果を出している選手を優先すべき状況になっている。現状の内容を見ると、優先順位が下がるのは仕方ないように感じる。
交流戦で失速しないことが最大テーマ
この試合最大のポイントは、「首位攻防戦を勝ち切った」という事実だ。
交流戦前にオリックスを直接叩いて首位を奪還した意味は非常に大きい。特に交流戦は毎年順位へ大きく影響する期間でもあり、ここで失速しないことが重要になる。
通算では交流戦勝率.492と苦戦傾向もあるだけに、今年はここを乗り越えられるかが大きなテーマだ。
特に巨人、広島には交流戦通算で大きく負け越している。
対巨人:27勝3分44敗
対広島:31勝3分40敗
交流戦でこの苦手意識を払拭できるかも、今年の西武にとって重要なポイントになりそうだ。
総括
西武がオリックスとの首位攻防戦を制し、2018年以来となる首位で交流戦へ突入した。
カナリオの2発、滝澤の好調維持、そして激化する外野争い。チーム内競争の空気感は昨年までとは明らかに変わってきている。
一方で、岩城の疲労問題や特定打者への対策不足など、不安材料も残る内容だった。
交流戦で失速せず、本当に優勝争いを続けられるチームになれるか。ここからの戦いが非常に重要になりそうだ。

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